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2004/01/25

全日本女子サッカー選手権・決勝

田崎ペルーレFCvs.日テレ・ベレーザ
快晴の国立競技場。ペルーレの山本絵美が大活躍だった。ペルーレの先制点はこの人のフリーキックをディフェンダーの白鳥綾が叩き込んだのだし、同点にされた後、いい位置でフリーキックをもらった時、目の覚めるようなシュートを直接決めてしまったのもこの人だった。
山本が、ジャンピングボレーしたり、足元にピタリとボールを収めたり、小さい体にゴルァ感満載であっちサイドからこっちサイドに走ってきたりするのを見ているだけで、何と言うか胸がいっぱいになって目頭が熱くなったりするのだ。歳のせいで涙もろくなっているのかも知れないが。うまくいえないけれど、今は亡き加藤大治郎が、鈴鹿サーキットのヘアピン立ち上がりからまっちゃんコーナーに入っていく可憐なほど美しいラインを目の当たりにした時の気持ちに近いかも知れない。よけいわからないたとえですね。すいません。
しかし一方、ベレーザの勝利への執念はものすごく、後半終了のぎりぎりで大野が放ったシュートは、ペルーレの選手に当たってゴールに吸い込まれて行った。同点。延長である。
ここで、まさかまたPK戦を見ることになるのではあるまいな、という不吉な予感が胸をよぎる。昨年末からずいぶんPK戦を見たよね。天皇杯、トヨタカップ、天皇杯、高校選手権。何回見ても、どんな試合でも、PK戦というのは見慣れないし、終わった後にいろんな想いが残って、勝っても勝った気がしないし負けても負けた気がしない。見たくない。まさか女子の選手権まで。でもそういう予感って当たるんだよね。延長では双方疲れが見え、やや荒れた展開。2-2のままPK戦へ。ベレーザの3人目のキッカー、小林弥生がバーに当ててしまい、失敗。その結果、ペルーレがリーグ優勝に次いで二冠を達成した。泣き崩れる小林。そうなんだよね、これが見たくなかったんだよねえ。今日は弥生ちゃんは真ん中でくるくると駒のように活躍するのを見てたから、なおさらむごい気がした。まあ、サッカーの神様は残酷だってことに相場は決まってるわけだけど。今回、おいらたちはニュートラルというよりはちょっとペルーレ寄りの視点で見てたんだけどね。勝ちは勝ち、負けは負け。それでも、PK戦はちょっと辛かったです。

何か、客席に澤選手が来てたらしくて、女子サッカーやってるちびっ子たちがサインもらおうと群がってました。いや、人垣に囲まれてて姿を見てないので未確認ですが。

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