納期って言葉キライよっ
※すいません、今あたしがこんなプロジェクトではまってるわけじゃなくて、サッカーの某代表チームのシチュエーションが、ソフトウェア業界ではありがちなこんなシチュエーションを連想させるのでつい…。某ワンマン社長が独断でヘッドハンティングして、今期最大の売り上げになりそうな一大プロジェクトに大抜擢したプロジェクトリーダーは、このギョーカイのことがよくわかっているというふれこみだったのに、蓋を開けてみたら、シンガポールやインドや中国から優秀なプログラマーを呼び寄せて「創意工夫しろ」「独創的なプログラムを書いてくれ」というだけで、全然システム要件をまとめてくれない。たまにお手本を見せると言い出したかと思えば、時代遅れのアセンブラで美しいプログラムを披露してくれるのだが、もちろん現場の役には立たず。しょうがないからプログラマー同士が頭を寄せ合ってインターフェース設計したりしてるんだけど、それぞれ持ち寄ってるノウハウが違うし、全体の仕様がわかってる人がいないので、結合テストするたびによくこけ、そもそも仕様が矛盾だらけ。社長も気が揉めて「大丈夫なのか?」ときくわけだけど、プロジェクトリーダーはその度に「プログラマー間のコミュニケーションはだんだん良くなってきています。もう少しです」なんていう。自分が連れてきたこのプロジェクトリーダーに、あまりきつい要求を言い出せないこの社長は、思い余ってリーダーシップのありそうなプログラマーのひとりをつかまえ、大変な状況だが、きみが何とかまとめてくれたまえ、なんて筋違いのことを言い出す。スルーテストが全然終わらない。バグが取り切れない。連日の徹夜で身体を壊すプログラマーも出てきた。しかし、そもそも仕様はプロジェクトリーダーの連れてきたプログラマーの頭の中にしかないから、他の手の空いているプログラマーは手伝おうにも手伝えないのだ。そうこうしているうちにシステムのカットオーバー時期が来てしまった。緊張のあまり精神安定剤を飲んで本稼動に立ち会う社長。さて、奇跡的にプログラムは動いた。性能は全然出てないけどとにかく最後まで動いた。しかし、このプログラムにはまだどんなバグが潜んでいるかもわからないし、そもそも誰がどうやってメンテナンスを…。 なんて状況を考えるだに、この社長はもう無理だと思う。終わってる。というか、冷静に問題解決できるとは思えません。 いやーん。何でこんな話を考えてしまったんだろう。胃が痛くなってきたわ。
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コメント
・・・良くありすぎる話なんで、コメントのしようがありあせん(をいヾ(^_^;))。ウチの会社では社長じゃなく部長でしたが(^_^;)。中国から連れてきた優秀なプログラマーはこっちの仕様書を無視してユーザーインタフェイスまで変えてプログラム組んできちまうし(^_^;)・・・。ま、過去の悪夢ですけどね(^_^;)。がんばれ>現在進行形のおがんさん
投稿: こばりん | 2004/02/19 22:40
そうだよね。部長クラスだよね、これって。現場に口出し過ぎなんだよカワブチ。
あいや、励ましてくれて嬉しいけど、これあたしの話じゃあないです。すいません、サッカーの話をこんな喩え話にしちゃって。
投稿: おがん | 2004/02/19 23:07
裏プロジェクトX。
投稿: あずみ | 2004/02/20 11:03