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2004/05/23

J1 1st 第11節 鹿島アントラーズvs.FC東京

サッカーの神の他に神なく、アマラオは神の使徒なり。
おお、恵み深い王様、と、おがんは話しました。あたしは今日カシマスタジアムまで行ってまいりました。オフィシャルバスツアーで行きましたので、途中、選手からのメッセージビデオで、金沢浄と戸田の漫才など楽しませて頂きました。浄は、しょうもないことを真顔でだらだらいつまでもしゃべり続けられるという特異なキャラが全面にフィーチャーされてきたようです。
ずいぶんと寒く、茨城県南部の予想最高気温が18度というのは内陸のあたりの話であったかと後悔の臍を噛んでももう遅い。10度くらいだったんではないでしょうか。薄着で行ったあたしらは、着くなり、体温を保つべく、モツ煮、豚汁、焼きそば、豚トロ串や豚カルビ串などをうち喰らい、あたしは熱燗を、相方は温かいお茶など飲みながら、試合の開始を待ちました。あたしの心配は、この寒さで、今日ワントップを務める憂太の膝の具合はどうなんだろう、ということでした。
憂太ワントップ。おお、恵み深い王様よ、意図はわかるんですよ。憂太は東京の中ではキープできる選手だし、得点力もある。頑張ってましたよ。が、フォローが少なくキープしきれずに奪われるシーンが多々ありました。ケリーもまだ本調子ではないので、前線でボールが収まらないシーンが続く、激しいカウンター合戦の様相を呈していました。どちらのチームも、フィニッシュにもうちょっと工夫や精度があれば、面白い試合といっていえないことはなかったでしょう。
前半の終わり、攻め上がる鹿島の石川選手に対し、ペナルティエリア内で徳永が不用意なスライディングタックルで倒してしまいました。ファウルならペナルティキックです。ゴール裏はてっきりPKだと思い、静まり返りました。あたしも、ありゃ無理だ、ああ、またPKかよ、と頭を抱えました。徳永は、攻撃はともかく守備でがんばっていましたが、このプレーでプラマイゼロどころかマイナスでしょう。しかし、どうしたことか。PKになりません。ファウルならPK、ファウルでないならシミュレーションです。しかしながら、主審の頭はカボチャか、ひょっとしたら驢馬の頭にでも挿げ替えられていたのかも知れません。柏原主審はどちらも取りませんでした。その代わりの駄賃に、キャプテンとして正当な抗議に行った鹿島の中田浩二さんにカードを出しました。おお、なんということ。FC東京は糞レフェリーに救われてしまいました。しかしサッカーの神様は、バックスタンド側副審に怪しい人物を配してもいました。これが天の配剤ってやつでしょうか。ちょっと違う。
おお、恵み深い王様、あたしは怪我から復帰した中田浩二さんから小笠原、新井場と展開する素敵な攻撃を見ました。また、うちの茂庭の身体を張ったすばらしい守備、怪我から復帰した金沢の気の利いた守備と攻め上がり、浅利の意欲的なパス、今野ちゃんのガッツあるプレーを見ました。これらがなければ、今日の試合は身も心もお寒いヘボ試合になっていたことでしょう。負けなくて本当によかった。サッカーの神様に心から感謝いたします。いや、普通にヘボ試合でしたが。

帰宅すると、予約録画していた湘南-川崎戦がちょうど後半に入ったところでした。アマラオは孤立、間延びした中盤、ずるずる下がるディフェンスラインの前の広大なバイタルエリア。アマラオは黙々と前線からプレスを掛け、ゴール前まで戻って守備をし、それでもボールはアマラオのところまで入らず、後半途中で交代しました。いつものように十字を切って。
アマは新しい環境で孤軍奮戦している。FC東京は、次のステップに進めずにもがいている。なかなかうまくいかないものです。

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