バートン版『千夜一夜物語 第10巻』
買って来てすぐ、なぜか家の中で行方不明になっていたバートン版『千夜一夜物語 第10巻』(ちくま文庫)が出て来た(どこから?)ので、嬉しく読み進む。ユダヤ人の妻が回教徒と不倫をして、いろいろあったあげく結局夫を殺して回教徒と一緒になって末永く幸せに暮らしてめでたしめでたし、なんて最高である。別にユダヤ人を差別しているわけでなくて、倫理よりひとつ上に宗教があるところに感服しているわけである。単に、現世の快楽を追求するのを肯定しているのを、宗教で粉飾しているだけかも知れないけれど。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント