サカマガ・サカダイ
サカマガ・サカダイはどちらもオリンピック総括なので、FC東京的には特にどうということはありません。強いて言えば、サカマガが山本監督擁護、サカダイは山本監督批判という傾向が感じられたというくらいか。特に、サカマガの、ガーナ戦でキレキレだったナオのプレーが山本監督の仕込みであるかのような、木ノ原久美というひとの記述(18ページ)は、あんまり無理やりで噴飯であろう。サカダイの山本監督批判は、そうだそうだ、もっとやれー、ってなもんですが。U-19の記事は、サカダイの方が多かったと思う。たぶん。
はてなダイアリー - ☆★えりだけの日記★☆・サカダイので、えりさんも触れていますが、今節の各試合の戦評、これは、東京-清水戦に限らないかも知れませんが、物足りないというか、履き違えたもののように思います。戦評というからには、まず試合の流れを要領よく概観し、どういう要素がそれに関与していたかを、ある程度分析というか、正しい指摘をしてくれた上でなければ、「スペシャリスト」vs.「ユーティリティプレイヤー」という、対立するはずのない対立構造を勝手に作って、今後に漠然とした不安を抱かれても、到底納得できるものではない。何か、コラムニストにでもなったつもりなんでしょうか。戦評してくれ、ちゃんと。WEBに書き散らしたシロウトの観戦記(笑)じゃないんですから。
試合に出れない人間を集めたらもう1チーム、おそらく今より強いんじゃないかという(をい)チームができてしまう、そういうチーム状況なんだから、それが実際の試合にどう影響したかを書いて頂くのは結構だが、ない袖は振れないわけだし。あと、前田は高卒二年目じゃなく三年目で、生き残るにはいろいろチャレンジしなくちゃならん立場だと思う。それに、梶山は、トップ下でなくボランチの位置でゲームメイクできるようにならなくてはいけないというのは、これは彼の課題だと思う。あれ?あたしが勝手に思ってるだけかも知れないけど。
おそらく、サカマガもサカダイも、短時間で書かなくてはいけないので、ある程度構造を作ってそこに流し込むという作業をしてるのでしょうけどね、どの記事も。いつも思うんですが、印刷メディアは速報性に関してはネットに比べるべくもないので、火曜発売を水曜発売に戻してでも、もう少し充実した内容にしていく努力をするべきじゃないのかと思いますね。専門誌だというのなら。
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コメント
サカダイの試合レポには同様の違和感がありました。
副審(多分メイン側)が速さに対応できていなかったとの言及は、記者席から見やすかったのでしょう。これを書いてくれたのはよかったのですが。
投稿: unknown | 2004/08/24 21:12
副審の件は、おっしゃる通り、いい指摘でしたね。
投稿: おがん | 2004/08/24 21:57
お初です。清水戦のもどかしさを沈めたく色々な意見を見てました。で、サカダイも読んでみました。個人的には何だか考えさせられました。いまの主力って、戸田さん以外みんな補強してきた選手なんですよね。みんな個性的。だから馬場くん、梶山くんをはじめ能力のある若手選手ってどんな風になっていくんだろうと思うと、穴埋めで終わってしまうのかなぁとか。梶山くんなんておがんさんのおっしゃる通り経験積んでもらいたいけれど、ボランチやるなら守備力つけてほしいし、左やるならパスとか大切になるし、でもどっちもできない選手になっちゃう危険性もあるような。とか、考えさせられてしまいました。
投稿: ただ美 | 2004/08/25 03:00
ただ美さん、どうも。
今の主力ってのが誰を指すのか、もはやよくわからなくなっている昨今なんですが(笑)、一芸に秀でてることと、あるポジションのスペシャリストであることは、ごっちゃにしない方がいいと思います。それと、若いうちはいろいろやって、ベテランになるにつれ職人になっていくという場合も多いですから、年齢も考慮すべきだと思います。なので、補強組=個性的、生え抜き=便利屋という図式も、あたしにはぴんと来ません。
また、前の4人(フォワード、トップ下、右、左)は、ポジションチェンジしながら流動的に攻め上がるのが原監督の理想のはずなので、前の4人はこの4つのどこでもできるようになって欲しい、という監督の意図も忘れてはいかんと思います。この意図の是非はともかくとして。憂太はサイドがダメだからトップ下で使え、というのはおかしな話です。サイドだと弱点が目立つね、というなら理解できますが。
結構、あちこちで反響があったので、リンクを置いておきます。
はてなダイアリー - 東京トテチテタ日報
ほぼ日刊サッカー雑記
もちろん、あたしも全てに楽観的なわけではもちろんなくて、いろいろ心配ですよ(笑)。特に、梶山の運動量つーか仕事量については、日本で一番心配しているといってもいいでしょう(うそです(日本一は大熊監督(笑)))。でも、梶山もスタメンになって3試合で見違えるように変わった。それにスペインでもう一皮剥けた。あと3~5皮剥けて欲しいとは思いますけどねー。若い選手が目覚しく変化しているのを見るのも楽しみではあります。
投稿: おがん | 2004/08/25 22:59
日記進んでいるのに度々すいません。うーん分かってきたような気もするのですが…。ケリーはJリーグで誰も超えられない存在だから、原さんも馬場くんとかどこか他ができないかなぁって考えているようにも思います。いまのシステム(ポジション?)に当てはめたら、左とかになっちゃいますよね。東京トテチテタさんのおっしゃるように、システム代えたりするのも面白いのかなと思いました。あ、思い付きですけれど、そういう臨機応変さがないから勝てないのかなあ?スペイン式に当てはめてしまっているからかなとか。あと日刊サッカー雑記さんの読んで?って思ったのが、石川くんが右サイドになったのは高校時代で馬場くんや梶山くんより若いし、金沢くんは使い回しじゃなくて左サイドをやりたいから来てくれたようです。ずーっと長い目で見ると、若い選手は経験するのもいいような、でも「他のチームの方が出られるよー」ってなってしまうような。人間ってなんでも上手くはこなせないし、だからその一人の選手にしかない長所を出せるようにしているFC東京って好き。だから矛盾は感じるぅ。あーすいません!無視してください。
投稿: ただ美 | 2004/08/26 02:04
確かに、憂太がサイドではモチベーションが低そうなのは気になりますよね。ケリーが100%ならまだ納得がいくんでしょうけど、ケリー今70%くらいの感じですもんね。
ただ、いわゆるトップ下を置かないシステムも世の中には多いわけなので、あまり固執するのも本人のためにならんと思うが。
ああ、なるほど。育成については、あたしは原監督を信頼してるわけなんですよね(采配についてはともかくとして)。
ヒロミが若い選手をダメにするような起用をするはずがないじゃないか、と。
投稿: おがん | 2004/08/26 19:29