« 小林成光選手の検査結果について | トップページ | 12.6の晩ご飯 »

2004/12/06

『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』

村上春樹・吉本由美・都築響一『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(文藝春秋)読了。
名古屋、熱海、ハワイ、江の島、サハリン、清里という、微妙にゆるい土地を旅した旅行記。
名古屋編の、開店祝いの花強奪の件(新規開店などのお祝いで店の前に飾られる生花は、開店してすぐご近所の人が持っていっていいという慣習が名古屋にはあるらしい)でショックを受けて(というわけでもないが、なんとなく)、しばらく読むのをやめていたが、ようやく読了した。ああ、ハワイも久々に行ってビーチでマイタイ呑みながらぼーっとしたいし、江の島の水族館もリニューアルしてからまだ行ってないし、サハリンで花咲ガニが喰いたいぞ。
雑誌『title』の連載をまとめたもので、初出から若干時間が経過しており、たとえば熱海なんかは、この本のするめクラブのご指摘通り、団体客向け大味サービスを脱却せんと、女性客向けにエステ付きの宿泊など、今まさに新規商品を開拓中だということを週刊誌か何かで読んだ。正しい方向に向かっているのだ、と思いたい。それにしても清里すごいね。今こんな(どんな?)ことになってるんだね。おいら80年代にはまだ貧乏学生だったので、バブルの頃も大していい思いしてないし、最盛期の清里を知らないので比較が難しいなあ。
どうもこう、いわゆる観光旅行ってする習慣がなくて、どこに行くにもサッカー見るかレース見るか、そういう何か目的がないとどこにも行かない人間なので、こういう旅ができる人が羨ましいことだ。

|

« 小林成光選手の検査結果について | トップページ | 12.6の晩ご飯 »

コメント

はじめまして。
いつもoganさんのアンテナやMyClipから東京系のニュースなどを回らせていただいております。
名古屋の開店祝花強奪ばなしが出たので私も出てきました。
あれを他の地域ではやってないことを、いま初めて知りました。そういえば近所のパチンコ屋さんの花が残ってますね・・・。
日本家屋の屋根の上からお嫁に出す家の人がお菓子をばらまくという風習も、名古屋独特のものと知ったのは二十歳過ぎでした・・・。
見栄っ張りで振る舞うのが好きな地域なんです。グランパスが大金で人を買ってすぐ捨てるように。

投稿: gas | 2004/12/06 23:45

どうもです。あれ結構知られてないんですよね。あたしも、名古屋の食べ物ネタ、マウンテンの抹茶小倉スパとか、その辺の喫茶店のモーニングの凄さとかは名古屋の基礎知識として知ってましたが、お花の件は初耳でした。名古屋の人も、あれよそではやってないの?という人が多いみたいです。開店した瞬間には、もうお花がなくなってないとみっともないそうですね。

投稿: おがん | 2004/12/07 00:59

こんにちは。
私は熱海編の序盤なのですが、確かに名古屋のディープさはインパクト大でしたね。
春樹さんの讃岐うどんのエッセイが(他の本に)ありましたが、あれに匹敵するかもしれませんね。

投稿: マダム・ヤン | 2004/12/07 11:29

マダム・ヤンさんこんにちは。
ごく普通の日本の地方都市(というのは幻想だと思うけど)だと思ってたら、実は日本とはずいぶん文化が違うんじゃん、というか、並行進化してただけで別の生き物じゃん、みたいな。

あと、讃岐うどんは『辺境・近境』ですね。以前読書録を書いたりもしましたが、その後ひょんなことから讃岐うどん食べ歩きをすることができ、「これが村上春樹さんが書いてた中村かー」と感慨も深かったです。ネギはもう誰か他の人が刻んでありました(笑)

投稿: おがん | 2004/12/07 16:58

はじめまして。超ライトなFC東京ファンです(ホームゲームにたまに行くだけなのでサポとはとても言えない)。いつも楽しく読ませてもらってます。
この本の発売直後にABC青山本店で行われた、著者3人が写真を見せながらトークするイヴェントを幸運にも見ることができました。入場者向けにサイン本の販売が予告されていたので、イヴェント直前に買って未読のまま臨んだ人がほとんどだったと思うのですが、一番盛り上がったのは名古屋の開店祝い花の話でしたよ。花があっという間になくなるところの連続写真(本よりかなり枚数が多かった)は、確かにインパクト強かったです。
あと、取材時のエピソードの中で、村上氏はけっこう食べ物の好き嫌いが多い、という話が出てました。ご本人曰く「中国に滞在中(ノモンハン取材のことか?)にカロリーメイトばっかり食べてるような人は僕以外あんまりいないと思う」とかなんとか。これは私にはちょっと意外な感じでした。

投稿: pleocene | 2004/12/08 19:32

あっ。あのイベントいらっしゃったんですねpleoceneさん。
雑誌か何かにイベントの記事が載っていて、それでこの本を知ったんですよー。なかなかリラックスしたいい雰囲気だったようですね。あたし的には、昔(an・an買ってた頃)あこがれていたスタイリストの吉本さんがずいぶん歳をとった印象を受け、自分もその分歳をとったのを棚に上げてしみじみしました

村上さんの偏食は、まあマラソンしてる姿からは意外かも知れませんが、村上朝日堂や『遠い太鼓』などでご自分で触れていることを総合すると、
・中華料理は全滅
・羊の肉が駄目(これでトルコの内陸部では苦労した)
・野菜の煮物が好き。おせち料理最高。
ということみたいです。

投稿: おがん | 2004/12/08 21:59

はじめまして。
この本で検索してやってきました。
話題になっているようですが、名古屋の花は確かに余所者からすればインパクトありますね。僕も一度は見てみたいものです。
ところで、こちらはFC東京の情報も豊富のようですね。僕も細々とFC東京を応援しているので、これからちょくちょくお邪魔しようかと思います。よろしくです。

投稿: | 2005/01/31 00:47

>じ様
確かに、食べ物以外の風習などはなかなか現場で確認することができませんね。見てみたい。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: おがん | 2005/01/31 13:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2986/2175178

この記事へのトラックバック一覧です: 『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』:

» 村上春樹、吉本由美、都築響一著『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』 [□■ Not Found ■□]
東京するめクラブ 地球のはぐれ方 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る  この本は名古屋、熱海、ハワイ、江の島、サハリン、清里の旅行記と言えばいいだろうか。... [続きを読む]

受信: 2005/01/31 00:35

« 小林成光選手の検査結果について | トップページ | 12.6の晩ご飯 »