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2004/12/23

アメリカ・ミステリ三篇

パーカー『背信』、ウォーショースキー『ブラックリスト』、コーンウェル『痕跡』を読む。どれもポスト9.11のアメリカ・ミステリということになる。9.11テロ後の影響を特に感じるのが『ブラックリスト』。マッカーシーの「赤狩り」の時代と、愛国法以後のアメリカの現状が重ね合わされ、立体的な構造になっている。愛国法について、ミステリを読んで実感するというのも情けないが、大変な法律ができてしまったものだ。
パーカーが珍しく経済犯罪を描いているなと思ったら、ちょうどテレビの海外ニュースで、複雑なヘッジ操作を利用した不正会計の犯罪について解説がなされており、これは9.11後というよりENRONの破綻後ということなのだろうな。
コーンウェル『痕跡』は、このシリーズの中ではページ数も少なく、派手なアクションシーンもないが、かっちりとまとまった作品。マリーノの情けなさをここまで追及してくれなくとも。

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