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2005/02/27

映画『毎日が夏休み』

テレビをボーっと見ていたら始まったのでつい全部見た。大島弓子の同名のマンガの映画化。
今は奥の奥さんになっている佐伯日菜子ちゃんが、にわかには信じられないくらい可愛い。カメラも明るく綺麗で、多摩あたりのニュータウンの、妙に陰影のないのっぺりとした美しさを撮っている。義父役の佐野史郎もすばらしかったが、お母さん役の風吹ジュン(漢字訂正しました)など脇役もよかった。気になって、見終わってから原作に当たってみたが、ストーリーもセリフもテンポも、ほとんど完璧といっていいくらい原作に忠実なのだ。大島弓子のマンガを映画にできるなんて、想像したこともなかった。
そういえば監督は金子修介で、この人は特撮ものも撮っているが、あの『1999年の夏休み』を撮った人である。なるほど納得というか。

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コメント

大島作品の映画化なら、犬童一心監督の、
『金髪の草原』もいいですよ。
彼はもともと大島さんが好きで、デビュー
作も『赤すいか 黄すいか』でした。

投稿: amakuri | 2005/02/27 01:29

あー、あたしは割とマンガの映像化には否定的というか、自分の中の作品世界を壊されるのがイヤさに、見るのを避けてたんですが、食わず嫌いだったかも知れませんですね。
今では『動物のお医者さん』の嗣麻子監督なんか抵抗なく見てますが。
たぶん、NHKドラマの『11人いる!』のショックがトラウマになってるんでしょう…。

投稿: おがん | 2005/02/27 02:19

NHK少年ドラマシリーズ最大の汚点と言ってもいい作品でしたね。
自分も安易なマンガの映像化に抵抗があるのですが、たまには「良く出来ました」てのもありますよ。

投稿: amakuri | 2005/02/27 02:51

amakuriさん、「金髪の草原」もよかったですねー。
まあ、わたしはちーちゃん(池脇千鶴)好きなので評価が甘めかもですが。
日本映画のミニマリズムというか、低予算でCGも大仕掛けなアクションもないいわゆる「邦画」的世界には、大島作品て妙にマッチするのかしらん??
嗣麻子さんと言えば「エコエコアザラク」ですが、「動物のお医者さん」で西根タカの少女時代の役を吉野きみかちゃんがやってたのはエライ受けました(笑)
TV版「エコエコ」の黒井ミサは佐伯日菜子ちゃんでしたが、当時脚本の七月氏の日菜子ちゃんに対する耽溺しようがすごかったです(笑)
確かにこの世のものとも思えない美少女ぶりでした。
結局のところ、原作に対する愛情の多寡が翻案作品の出来を左右しちゃうんでしょうね。
おいらがアブラモビッチだったら巨額の投資をして、嗣麻子さんに「銀の三角」か「マージナル」撮ってもらうんだけどなー。

投稿: ぺんた | 2005/02/28 02:44

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なんかのきっかけでふっと思い出したのでしたが、 この映画が大好きなのを思い出しま [続きを読む]

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