FIFAコンフェデレーションズカップ 日本代表vs.メキシコ代表
寝ちゃって、起きたら世間は加地一色。すっかり加地祭りに乗り遅れたあたくし。録画で見ました。ミツオさんの縦が裏をとる加地にぴたりと合って、柳沢も難しいのを決めてくれて、いいゴールだ。
でもさー、加地を代表でしか見たことがない諸君、おいら痛い加地ヲタだけど、あんくらいはできる子ですよ?いや、もちろん、突破やシュートの意識が高まったのは代表効果なんで、感謝してますけどー。
加地が上がれる条件というのはきちんとあって、(1)対面が弱い、守備しない、あるいは守備が下手、(2)味方が中盤でちゃんとボールを持てている、(3)真ん中に、サイドを使う意識のあるパサーがいる。
そういや、加地くんの代表デビュー、チュニジア戦の、対面が守備しないやつになってからは上がり放題でしたね。
だから、逆に、対面がドゥトラ、ボランチが疲れておじいちゃん顔、真ん中が俊輔、ヒデさんも小笠原もいない、とかだと消えちゃうでしょう。
誰かも書いてたけど、この3-6-1は加地には向いてたかも。前がスペース空くし、ヒデさんや小笠が使ってくれるし、相性の悪い俊輔からは遠くなったし(じゃあ、勝てるシステムかというとそうでもないかも)。
こういうのは、今の日本代表が、右サイドはこう使え、といった決まり事や戦術がないからで、人が変わるたびに出てくる結果も違うでしょう。
全然関係ないけど、こないだnakata.tvを流し見してたら、ヒデさんが、「3バックだとか4バックだとか、そういうシステム論は意味がない」という話をしていていた時に、「例えば4バックでも加地なんかはがんがん上がりまくるし」という例を挙げていて、えー、なんとなく、ああ、ヒデさんて加地が好きなんだな、と思いました。それは、ヒロミが「あの、加地の、さすがにもう行かねえだろうと思ったら、まだ行く、というところは、大好き」というのと近いかも知れなくて、もう何と言うか、しみじみと、加地くん、走り続けていてよかったなあ。
今後また、叩かれたり持ち上げられたりするかも知れないけど、加地くんはきっとずっと淡々とやることをやっていて、そういうところ、誰が何といおうと、彼はうちの自慢の、日本一のサイドバックです。
これだけではなんですから、メキシコについて感想。メキシコは、うまいチームだった。強いとか速いとか怖いとかよりも、うまい、巧です、みたいな感じ。先制されてもちっとも焦らず、短いパスをつないで、じわじわと押し上げて、相手のイヤなところで多くプレーをして、フィニッシュの精度が高くて。これは大人だわ。点差以上に差がありましたね。
ポプラの綿毛がふわふわと。味スタ近辺でも、一昨年これが異常発生して、スタジアムで舞ってました。あれは大分戦だったなあ。加地から石川と縦に入れて阿部ちゃんが決めてくれたんだったなあ。さまざまなことを思い出す。あの頃は、加地を代表に呼べよ、といってたけど、まさか本当に呼ばれて、しかも30試合もキャップを伸ばすなんて想像もできませんでしたよね。
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