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2005/12/12

天皇杯 5回戦 浦和レッドダイヤモンズ vs. FC東京

天皇杯・四国ときたら、辛い別れが待っているような、FC東京サポーターにとってはそんなトラウマですよ。
まだ気持ちの整理がついてませんが、取りあえずはその場にいて、ヒロミにありがとうといえた。そういう幕切れではありました。

試合内容については、押していた時間帯に点が取れなかったのが全てだと思います。それは、ヒロミが言うように、「原監督のために」という気持ちが選手たちにありすぎて空回りし、力が入り過ぎていたのかも知れないし、それを客観的には決定力というのかも知れない。それを、若さ、といってもいいかも知れない。そんな選手たちがいとおしくも哀しい、そういう試合でした。
守備陣はどの選手も満身創痍でした。リーグ戦の終盤、負けない試合を続けてこれたのは彼らのおかげ。足を痛めたジャーンの代わりに藤山がセンターに入っていましたが、茂庭もここ数試合同様ずっと足を引きずってたし。金沢も加地くんも、90分持つ状態ではなかった。先制されて、それでも前半、いいリズムをつかんで押していた時間帯に点が取れなかった。後半、今季フル出場を続け中盤の守備を一手に担っていた今ちゃんが傷み、治療を受けていた間に、カウンターから追加点が入った時、ちょっともう難しくなってしまった。交代でピッチを出た今ちゃんは顔を押さえて号泣していました。加地くんが右足を引きずっていてもう走れないのに、それでもアーリークロスを上げ続けているのを見ました。交代で入った文さんの気迫のスライディングタックルも見ました。茂庭が足を引きずりながら、鬼のようにボールを奪ってオーバーラップするのを見ました。チャンスは作っていたけれど、決め切れませんでしたね。長田主審はあいかわらず下手くそ。ハンド見逃しとか。まあ、もう終わった。しょうがない。

全てが終わった後、ヒロミはゴール裏にやってきました。日本平の時のように、しかし今回は別の理由で、泣きながら歌うユルネバ。ゴール裏から差し伸べられる手に、一人ひとり、本当に一人ひとり、丁寧に応えながら、ヒロミも泣いてました。ヒロミの手は温かかった。心から、ありがとう。お疲れさまでした。また、いつの日にかきっと、スタジアムで。

まだ実感は湧きません。ひょっとしたら、来季、開幕して、別の監督がベンチにいるのを見るまで、うまく呑み込めないかも。正直あたしにとっては初めての監督交代なので、こういう反応はナイーブ過ぎるのかも知れない。けど、それでも、4年間、喜びも悲しみも共にした、これほどクラブチームを愛してくれ、そうして愛された監督とのお別れ。辛いんだからしょうがない。

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