山岸凉子『テレプシコーラ』第10巻
実は単行本でしか読んでいなく、ネタバレを回避するのが結構大変だったんだけど、この間、よしながふみと萩尾望都の対談が載ってるというので、『このマンガを読め!2007』(フリースタイル)を買って読んだら、何とよしながふみと萩尾望都が対談でテレプシコーラの話をしているのだ。ネタバレだ。まさか萩尾先生にネタバレされるとは思わなかったよ。萩尾先生も、ストーリー展開にずいぶんショックを受けていらした。
『アラベスク』で育ったもので、このマンガも当然のように読み続けて、ずいぶん過酷なマンガだなあと思いつつ、最後にどんと来た。六花のコリオグラファーとしての才能が開花するために、これほどむごい代償が必要なのかと思ってしまったのだ。山岸凉子はやっぱり怖い人である。ひとみちゃんがこちらがわに踏みとどまってくれているのが救いか。
これで一部完結。空美ちゃんのその後が気がかりではある。
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