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2007/04/03

2007 J1 第4節 柏レイソル vs. FC東京

怒りも憤りも、悔しさもなく、ただ悲しかった。涙も出なかったなあ。
なんかこう、意図がなくてバラバラなサッカー、というのも、もう何度も、ここ数年は何度も見てるからね。監督がヒロミであれ、ガーロであれ、倉又さんであれ、そうなった時はあんまり変わらない。どっか、やっぱおかしいんだろうね。何かがうまく行かない時に、どこかで、チームメイトを信じるのをやめて、どこかで、コミュニケーションを放棄して、つまりギブアップして、「もういいよ」みたいに、それぞれが別々に、黙々とやっちゃうような、そういう性格のチーム。

柏はいいサッカーができていた。よく訓練されたいいチーム、モチベーションも、ゴールへの意図もチームの隅々にまで横溢していて、ブレがなかった。ノブリンは組織されたいいチームを作るね。ボールへの寄せも早く、囲んでボールを獲って、そこからの展開も迷いがない。数年前は東京もこうだったような気がするんだけどな。大分といい、柏といい、こういうサッカーを見せられると、今東京に何が失われているかを見せ付けられて辛い。

阿部ちゃんを、あたしは本当に好きなのだなとしみじみ思った。黄色いユニの阿部ちゃんを見たくなかっただけでなく、こんな状態の東京を、阿部ちゃんに見られるのがすごくイヤだったな。試合後、阿部吉朗チャントで阿部ちゃんを呼んだ人たちを、あたしはあの瞬間激しく憎んでしまった。こんな時に阿部吉朗チャントはイヤだ。当てつけだったら余計イヤだ。柏の11番は、こっちを見て、ちょっと手を上げて挨拶して、また柏選手の喜びの輪の中に入っていってしまった。

福西が後半苛立ってファウルしたりしてたのを見るのもすごい辛かったなあ。移籍してきて、いろいろ新しいチャレンジをしようとして意欲が高かったのに、もううんざりして後悔してたりしないかなあ、なんてびくびくしてしまって。なんでこんなに申し訳ない気持ちになるんだろう。

石川ナオが日記で一生懸命チームのことを考えて書いてるね。ナオも、何と言うか、サポーターの声に敏感に反応し過ぎるところがあって、もうちょっと無神経になってもいいのに、と辛くなることがある。でも、サポーター思いのいい子だ。時間がかかっても、いい方に行くといいですね。

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