第87回天皇杯5回戦 サガン鳥栖 vs. FC東京
丸亀である。4年前の、果たされなかった約束が埋もれている地である。あれからもう4年も経ったんだね。アマも阿部ちゃんももういなくて。いろんなことを思い出す。
鳥栖は素敵なサッカーをしていた。甲府とやった時に似てるかなあ、しっかりとパスを繋いで、詰まったら大きく展開、狙いははっきりしていて、迷いがなかった。よく訓練されていた。甲府ほど、形が多くない。繰り返しているうちに、受けに回っていた東京も慣れてきた、そういう流れだったような気がする。慣れる前に失点しちゃったけどね。
何やってるんだよ、といっていたら梶山がゴラッソを決めてくれた。梶山はこの日本当によかった。ミスもあったけど、チャレンジングだったし、気持ちも入っていた。最後までボールを追って長い距離を走り、ボールを失うと取り返しに行った。梶山はこの一年、すごく成長したと思う。ムラが減った。ロングボールも精度が上がった。気持ちの入ったプレーを最後までできるようになった。大怪我もあって、目の前が暗くなったりもしたけど、パワーアップして戻ってきた。梶山がいないからつまらない、梶山がいるから今日は満足、そういうプレーヤーになってきたと思う。
ノブオさんもプロだね。最後はで走り回ってくれて。一点取らせてあげたかった。
茂庭と今ちゃんは、ノリオのカバーでものすごく消耗していたので同情するあれ(どれ?)もなくはないけど、それでも、物足りないプレーだったなあ。今ちゃんは、気持ちの迷いがそのままプレーの迷いになってるような、そんなありさまだった。嘘のつけない子だ。ルーちゃんもね。
平山がすばらしい左足の一閃で勝ち越しゴールを決め、梶山と平山のボールキープなど、それだけでごはん3杯喰えそうなものを見て、取りあえずはようやく勝った。四国で勝つのはおいら初めてだ。
試合後、選手たちがみんなHARA TOKYOのマフラーをして挨拶に来てくれた。嬉しかったねえ。この時期、天皇杯のこの時期は本当に難しい。契約の非継続があり、更新があり、移籍の話があり、監督が変わることはわかっていて、この時期どうやって選手のモチベーションを上げ、ひとつになって勝利を目指すかというのは本当に難しいことだとつくづく思う。
写真は相方撮影。
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