薔薇空間 -宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々-
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている「薔薇空間 宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々」を見てきた。
ボタニカル・アート(植物画)というものを最初に意識したのは、澁澤龍彦『フローラ逍遙』(平凡社、1987)だったと思う。装丁からして美しい銅版画の椿の絵で。水仙、椿、梅、菫といった章立てに、全て美しい図版がカラーで添えられ、その中でも目を引いたのが、「薔薇」の項のルドゥーテの銅版画、ロサ・ムスコーサ・ムルティプレックスという薔薇の絵であった。
で、まあ、その本物(いや、銅版画なんで版画ですけど)を見てきたわけです。銅版画であれだけ緻密な細部まで再現するって凄いね。ルドゥーテの薔薇も素敵だけど、間近にして見ると、彫版師の技にも気が遠くなりそうです。ルドゥーテの薔薇をモチーフにしたCGの展示、薔薇の香りまで添えられていて、ええ、もう、薔薇薔薇していておなかいっぱい。
若い女性から年配の女性まで、女性が多かった。薔薇をモチーフにしたゴスロリファッションの若い女の子とかいて、なるほどなと思いました。
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