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2010/03/28

2010 J1 第4節 大宮アルディージャ vs. FC東京

えー、お久しぶりです。
昨年末以来ですか。
昨年末はJユースカップ優勝で終わり、年明けは高校選手権の準決勝2試合を生観戦。2月はゼロックススーパーカップの前座試合「フレンドリーマッチ U―18Jリーグ選抜 対 日本高校サッカー選抜」。その後はJ開幕で、ホーム開幕戦は何とか見れたものの、レッズ戦は仕事で見れず、セレッソ戦は普通に観戦と、そういうペースです。

今日は、中学年代の頃からぼくたちあたしたちを魅了しつつも高校年代は怪我に泣かされ、それでも試合に出ると、その強さとセンスを見せつけ続けてくれた(そして切れやすいのでカードもらうんじゃないかとハラハラさせてもくれた)重松健太郎のプロデビューがあり得るということで、チケット争奪戦にめげそうになりつつも何とかゲットし、大宮まで行って来たのさ。
いや、ユースから見てた痛い重松ヲタは「何で開幕デビューさせないんだよ」「出たら点取るぜ」「つーか今年のフォワードの軸は重松でしょう」「城福のチキン」「おれの重松」「いやおれのだ」などと言い散らして来たんだけどもね。
もちろん、レンタルしてきた外国人選手を試しに使ってみるのとはわけが違う。東京の将来を背負うことになる選手なんだから、そしてユース出身で初めてのフォワードなんだから(※コメント欄で、李忠成がいるというご指摘を受けました。全くその通りで面目ない。結局うちでデビューさせられなかったんだなあ。)、生半可なデビューをさせるわけにはいかない。それはわかってたんだけど。
ナビスコまでは待つつもりだったけど。

そして今日、相手が前半に2人減ってしまって、引かれてしまって、打てども打てども点が入らない、じりじりする展開の後半11分に、デビューはやってきた。
今日の審判だと、入っていきなりカード出されたらどうしよう、今年は「ケンタロウ落ち着けー」をトップチームでもやることになるんだね、なんて冗談で言ってたけど、こんな審判の時に、もうか、と思わないでもなかった。

そんな心配とは関係なく、ケンタロウは、何というか、ユースの時と同じようにプレーをしていた。つまり、実効力のあるプレーを、高いレベルでしていた。ポストプレーもそうだし、前からプレッシャーに行っていたし、ボールの受け方もよかったし、ボールを受けると前に勝負に行っていたし、ディフェンダー背負ってぴたりとボールを収めていたし、2人いる間を抜いてゴール前に進入していたし、丁寧に決定的なラストパスを出していた。鋭い動き出しで相手ディフェンダーの神経を逆撫でしたりもしていた。
入った当初、味方のお兄さんたちからなかなかパスが来なくて、おそらく本人よりも見てるあたしたちの方が心配したりもしたけど(「重松使えー」「ボール触らせてやれよー」)、本人落ち着いて丁寧に先輩たちにお膳立てパスを出したりして、無理矢理信頼をもぎ取ってた。
できることの種類が多い、そしてその全てにレベルが高いのがケンタロウのウリだと思うんだけど、そこそこ持ち味を出していたと思う。
相手が2人減ってしまった後半からだから、やりやすかったというのはあるかも知れない。それでも、お兄さんたちがシュートを外しまくる中、きちんとゴールを決めたことはやはりよかった。監督も使いやすくなるし、周囲からも信頼されることでしょう。
もちろんこれからマークがきつくなり、強いディフェンダーにやられまくる時もあるだろうし、イライラして調子を崩す時も来るだろうけれど、取りあえずは1点、ここからだよね。

あー、嬉しくてケンタロウのことばっかり書いてしまったけど、他の選手のこともちょっと。赤嶺が、今シーズンは、できる仕事の種類が増えている感じが、凄くいいです。あと、今ちゃんのこと、あたしはあまり褒めたりしないので、「嫌いなの?」とひとに言われたりもするけど(違いますよー)、今日の今ちゃんは何だか凄みがあった。センターバックだのボランチだの、ポジションなんか関係ない、おれはこうやるんだ、という雰囲気があった。
今日、デビューしたてのルーキーが点を獲ったことで、いささか攻撃のアイディアが枯渇しているような攻撃陣に危機感が生まれるといいなと思います。

さて、ナビスコも始まるよ。楽しみがいっぱいだね。

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